MORI LOG ACADEMY〈1〉
森 博嗣
メディアファクトリー 刊
発売日 2006-03
ものごとを”抽象化” する表現力 2006-06-10
国立大学助教授という肩書きを持ちながら売れっ子作家でもあるという、森博嗣のブログ日記「MORI LOG ACADEMY」の文庫化である。文章のプロが書くブログとは、どのような内容か、われわれ素人の書く文章との違いはどこにあるのか、ブログを書くためにも参考になる内容である。
この著者は現代にあふれる情報のなかで最も欠けているのは”抽象的な事柄”であると語る。趣味で書かれた日記との違いを明確にするためには、「具体的」なことよりも「抽象的」なことを書くことに重点を置いたらよいとアドバイスする。
現代人が失いつつある、ものごとを「抽象化」する力を身につけること、ものごとを客観的に捉え、そこから抽象化することで普遍的な価値いが見いだせる。自分の行為や思考が他人にも価値あるものとなるためには「抽象化」が必要であると結んでいる。まさに、他人とは違う「ブログ」を書くための示唆にあふれたコメントだと思った。
学生にも、教師にも 2006-04-16
浮遊研究室が閉鎖されて以来のエッセイ(?)集です。
相変わらず先生の洞察は勉強になります。ときどき「おっ!」と思ったり、「うんうん」と共感したり、「おぅ、自分も同じこと考えてたよ」なんてエピソードがあるとほんのり嬉しい気分になったりもします。
テレビや雑誌のコラムニストが口にしないような、かなり独特な視点からの考察は新鮮で、そして面白い。その捻くれた思考の中に宿る鋭い知性を感じさせます。
ブログとはいえ、現職の教授や講師が関心するほどの内容になっています。
森先生の作品は今作に限らずアカデミックに仕上がっているものが多いような気がします。妙な知識や学識を得ることうけあいです。
あなたもこれを読んで、アカデミック・フィーバーを味わってみてはいかがでしょうか。
ちなみにイラストは『ハチミツとクローバー』でお馴染み羽海野氏によるもの。
少女漫画に由縁のある、森先生らしいコラボです(あるいはアカデミック(建築学科)な繋がりか)。
イタレリィ、ツクセリィな日記 2006-04-04
森博嗣氏がWEB上で公開している日記(無料)を出版したもの。
3ヶ月分ごとに発行されていくシリーズの第一弾となる。
2005年の10月から12月までを収録したもので、前回の日記から4年ぶりに復活です。
題名にアカデミィと入っているように、構成としては、毎日HR(ホームルーム)というところでその日の出来事を中心としたエッセイが書かれ、その下に国語、算数、理科、社会、図工のどれか1つがつく。
個人的にはHRだけでも良いと感じているが、文系人間としては国語と社会が興味深い。
以前までの5年続いた日記に比べると、ですます調ではなくなったけど内容はむしろ落ち着いている。
それにしても森博嗣の日記、復活である。
前日記は年ごとにまとめて発売していたけど、今回は3ヶ月分だし、文庫だし手軽で良い。
森氏の日記は下手な啓発書より気づかされることが多く、彼の仕事には日記を通してしか接していないが感心してしまう。
巷に溢れる、「無料だから」という理由で作られるジャンクなブログとは一線を画したプロの物書きのブログがここにあります。
「社会」が良い 2006-03-17
本書の内容は、全てウェブ上(http://blog.mf-davinci.com/mori_log/index.php)で読むことができる。
ウェブ同様、内容により「HR」「国語」「算数」「理科」「社会」「図工」に分けられ、
これまで出版された日記同様、横書きで収録されている。
森氏のひねくれた(でもいわれてみれば、確かにと思わされる)見方・考え方が堪能できる、
「社会」の章が良い。
さらに詳しい情報はコチラ≫
このサイト「日記ネット」は日記の情報を豊富にそろえています。日記に関する書籍はひととおりそろえてますので、ぜひご活用ください。
テレビショッピング
TVショッピングの動画です。面白いものを集めました。これを見てもインターネット通販の勉強にはなりませんが、息抜きにどうぞ。
セルのテレビショッピング
このサイト「日記ネット」は、アマゾン(Amazon)、楽天のアフィリエイトシステムを使って商品を紹介しています。アマゾンで購入する場合には、1500円以上は送料無料(カードを使えば、振込手数料も無料)です。楽天で購入する場合には、通常は送料・振込み手数料がかかりますが、店舗によって条件が違いますのできちんとお確かめの上ご購入ください。