音楽の基礎
芥川 也寸志
岩波書店 刊
発売日 1971-08
基礎条件について 2006-11-19
本書の目次構成を見て、最初に言及しているのが「静寂」というのを知ったとき、根本からしっかり考え抜かれており、信頼できるものであることを確信しました。
本書の3ページに書かれている「現代の演奏会が多分にショー化されたからとはいえ、・・・」というくだりは、かねてからコンサートに行く度不満に思っていたことだけに、やっぱり大事なことなのだということを確認させられました。
基本姿勢がハッキリしており、記述内容も吟味を重ねられたものなので、音楽を芸術として楽しもうとする人たちには必読書といっても差し支えないと思います。
良くも悪くも“専門書” 2006-08-29
クラシックを中心に、邦楽、民俗音楽も包括して「音楽」をあらゆる角度から考察し、解説した本。
学術的に有意義だし、網羅性と言う点でも優れている。
名著だ。
が、「ちょっと気楽に読む」にはチョイとばかり重い。いや、非常に重い。
特に“もともと音楽とは無縁で・・・”と言う向きには「学術書を読んでイチから勉強する」くらいの覚悟がないと読み通せないと思う。
秀逸な専門書 2006-08-11
音楽の専門書を抜粋した内容であるが、一般の楽典等理論書にも引けを取らない。楽典等を参照したのであれば、それらの内容を本書に書き込むならばこの上ない自分だけの「音楽専門書」が完成する。文中、「現代の視点から見ると限られた手段しかない過去の作曲者とあらゆる手段を使うことのできる現代の作曲者では、どちらが音楽を知り尽くしているは疑問」という旨のくだりがある。音楽の表現の困難さに関して記述されているものだが、非常に含蓄に溢れていると愚生は考える。言いかえれば、「足るを知る」ということであろうが、音楽に限らず物事を冷静にとらえられている著者の視点には頭が下がる。文句なく名著である。是非お読みください。
ほんとうの音楽書とはこうあるべき 2004-11-19
音楽教育も、楽器を正式に習ったこともない(独学でかじった程度)の
クラシック初心者(つまり私)でも理解できる、優れた音楽理論書です。
現代音楽まで視野に入れていて、内容はかなり高度なのだと思います。
ですが、いたずらに難解な用語をもてあそぶこともなく、また抽象的、
感覚的な語彙で空疎なレトリックを並べ立てることもなく、具体的な
例をあげながらわかりやすく書かれています。個人的にとくに調べた
かった和声の項を読んで、感動するほどよく理解できました。
たしかにまるっきり音楽の素養がない人では難しいかもしれませんが、
それでも立ち止まりながらゆっくりと、咀嚼するように読んでいけば、
必ず理解できます。その意味で、読書を通じた論理的思考の育成にも
役立ちます。
もっと早くこの本と出会っていれば、と悔やまれるほどです。
後世に残すべき一冊 2003-10-29
日本を代表する作曲家、教育者、文化人として活躍した芥川也寸志氏の名著。
題名こそ「音楽の基礎」だが、単なる入門書ではなく、専門家の鑑賞にも十二分に堪えうる。
一般に楽典といえば音符や表現記号が並べられ、それについての説明が長々と続くものだ。しかし、本書はそのような音楽的知識を厳密な理論に沿いながら提示するだけにとどまらず、さまざまな逸話を取り混ぜることで、読み物としての体裁も整えている。そして、何より優れているのは、筆者の達意の文章だ。
芥川龍之介の三男、というだけでは片付けられないその明晰な文体は、とかく難解と思われがちな音楽理論を平易に、しかし誤ることなく伝えることに成功している。
本書は、音楽理論書の最高峰であるとともに、間違いなく後世に残�!��べき教養書の一冊だろう。
さらに詳しい情報はコチラ≫
このサイト「映画ネット」は映画の情報を豊富にそろえています。映画に関する書籍はひととおりそろえてますので、ぜひご活用ください。
テレビショッピング
TVショッピングの動画です。面白いものを集めました。これを見てもインターネット通販の勉強にはなりませんが、息抜きにどうぞ。
セルのテレビショッピング
このサイト「映画ネット」は、アマゾン(Amazon)、楽天のアフィリエイトシステムを使って商品を紹介しています。アマゾンで購入する場合には、1500円以上は送料無料(カードを使えば、振込手数料も無料)です。楽天で購入する場合には、通常は送料・振込み手数料がかかりますが、店舗によって条件が違いますのできちんとお確かめの上ご購入ください。