20世紀少年―本格科学冒険漫画 (22)
浦沢 直樹
小学館 刊
発売日 2006-11-30
この作品の意味は 2007-05-25
浦沢先生は肩を痛めて残念なことに長期休暇をとっていましたが無事復活しましたね。勘違いをしている人がいるようなので教えておきます。この作品はけして「トモダチ」の正体をあばくことに意味はありません。推理漫画ではありません。浦沢先生がこの作品で本当にいいたいことは全くべつのことです。この作品は先生本人曰く最も力をいれている作品です。この作品を駄作と思う読者は先生の気持ちが全然見えていないひとです。因みにこの作品には先生ご本人に基づいたものがもりこまれています。例えば主人公のあのス〜ダラの歌はご自分で実際につくり歌っているものです。これらの事情を知る人はあまりいないので浦沢先生が可哀想ですね。皆さん、けして駄作ではないんですよ!これが最後の作品になると言うのも本当かもしれません。ぜひお読み下さい。
あくまで「本格科学冒険漫画」なのか 2007-04-14
僕もNHKの「プロフェッショナルの流儀」を観たのですが、浦沢さんの
身にこんなことが起きていたとは驚きでした。脱臼だけじゃなく、創作する
ということ自体の苦悩。ブレーンの方との話での意見の対立など、この壮大
な『20世紀少年』という物語を完結するためにやらなければならないこと
というものがどれだけ大変なのか。ファン、読者に求められているものは、
「ともだち」の正体は誰か、というミステリー要素の解決、伏線の回収による
衝撃。そのような方向に進んでしまったことを浦沢さんは危惧していた。
この漫画はあくまでサブタイトルにある通り「本格化学冒険漫画」であり、
「サスペンス・ミステリー」ものであったり「推理」ものではないということ。
それはわかっているけど、やっぱり「ともだち」の正体は気にしてしまう…
他のレビュアーの方も書かれていますが、僕も「ともだち」の正体はカツマタ
くんなのではないかと思っていたり…
僕は今集中連載されているという最終章を読んでいません。
僕は単行本になっているところからこの漫画を知ったので、23巻が出るのを
楽しみにしたいと思います。
第二の手塚ともいえる。 2007-04-04
話の奥深さ、見せ方、人間性が素晴らしく出来ていて、その壮大なストーリーに酔いしれること間違いありません。
初めて読む人は一巻からじっくり読むことをお勧めします。
この作品の最大の魅力は絵ではなく内容です。真の人間の怖さ弱さとは何なのか、そして本当の正義とは何なのか教えてくれます。
なるほど感動だ! 2007-01-19
えらい単行本が出ないなァと思っていましたら、著者・浦沢直樹さんは肩を脱臼するなどで、休んでおられたようですね。一時は22巻までで打ち切りということだったらしいのですが、現在は読者の期待に応えるために体にむちを打って、最終章を書いおられるようです。…感動です。
やはり22巻は打ち切ることを予定して書いておられたようですから、話の展開が早いですね。でも、新しい「ともだち」が明かされなかった。どうしてだろう…。それは、著者は本作品を推理漫画にはしたくなかったのです。しかし読者の間では「ともだち」は誰かということが論争の焦点となっている。著者は読者に人間の生き方を模索してほしかった。だから、こうやって最後に謎を残すことによって、それを読者に問うたかったから……ではないでしょうか。
連載は再開されました。また面白くなってきそうです。「ともだち」の正体(ちなみに、私の勝手な推測では「ともだち」は、カツマタくんだと………)を私も知りたい、ですが知らなくてもよいです。なぜなら私が面白いと思うのはケンヂたちの生き方だからです。これからも著者のこのような漫画に期待していきたいと思います。
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