Heaven?―ご苦楽レストラン (6)
佐々木 倫子
小学館 刊
発売日 2005-04-26
女王様のレストラン 2007-05-16
1999年頃スピリッツに連載されていたマンガで、妻が入手したものを借りて読んだ。
超我がままな女性オーナーが、自分の居心地の良いレストランを作ろうとスタッフをスカウトし、日々スタッフを翻弄しながら営業する。って話。
全6巻で、ラストはいささか唐突な終わり方をしているのが残念な気もするが、要するにとっても面白いのに短い!と感じるくらい面白い。
開店までのドタバタを丁寧に何話も使って書いているし、キャラも個性的なので、本来はもっと無限に続けられるくらいの構想があったのかもしれないが、案外短く終わったのはもしかすると当時の同誌の連載の中では人気がイマイチだったのかもしれない。
オーナーの正体や、彼女が何故こんな店を持つに至ったかなどの裏話も結構小出しに徐々に明らかにしていっている割には、スタッフ全員の過去の話までは描かずに終わっている。厨房スタッフも複数いるけれど、シェフ以外主人公にした話が無いのは残念だ。
巻末の「取材協力」に名前を連ねている人も凄い数で、使わなかったネタは沢山ありそうだ。
う〜ん、とにかくもっと読みたかった。
まあ、考えてみると、レストランマンガなのにあまり食べ物の事がクローズアップされず、スタッフのドタバタが話題の中心だというのは変わっているけれど、スピリッツには食べ物マンガの大御所「美味しんぼ」があるから、敢えて別路線に行ったのかも知れない。
近いといえば三谷ドラマの『王様のレストラン』(1995)に近い。
ともあれ、妻は読後「フレンチレストランに行きたい」などといっているし、私は『王様のレストラン』DVDでも見直そうかな、などと思っている。
女性オーナーの性格は「いしいひさいち」のマンガになっても良さそう。
「いしいひさいち」が書いたら、一話のページ数が少なくて、エピソード数はもっと沢山、無限に続くみたいな話になったかもね。
この安心感はどうして僕の心におこるのだろう。 2005-05-29
~決して、店長は、いい人ではない。
人が仕事をしているのに、どんなときでも
マイペースを通す人が店長でいることはおかしい。
客の食欲より、自分の食欲を満たすことが
先決である店長はやはりおかしい。
おかしいのに、読んでいくと、別に違和感がなくなる。
いやむしろ、客などどうでもいい。
店長のわがままさをもっと見てみたくなる。
客が驚く~~顔を見たくなる。
そういう漫画です。~
最終巻にしては物足りない気もしますが 2005-04-29
ご苦楽レストラン物語もこの巻で完結。それぞれの従業員の個性が絡み合い、いい味出してました。黒須オーナーをどのようなメインディッシュに仕上げるかがHEAVEN?を通してのテーマだったような気がします。どんな些細な、エピソードもそれはオーナーを味わうため…6巻は、山縣さんのお友達(?)の海浦さんの回がオーナーの哲学がよくでています。食べ物に関する信念だけはオーナーについていこうと思います。登場人物たちの表情豊かな顔にも注目です。番外編の鱸さんの話もこの巻に彩をそえています。それにしても…1巻も最初にお茶を飲む初老の紳士は山縣さんではなかったのですね。
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