入門vi 第6版
リンダ ラム /アーノルド ロビンス
オライリー・ジャパン 刊
発売日 2002-05
Unix系のテキストエディタといえばEmacsとviが定番だ。機能面はEmacsにゆずるが、viはたいていのUnix系OSに搭載されており、またEmacsが入っていないような環境でも必ず標準で搭載されているので、管理者・開発者は最低限使えることが望ましい。
本書はvi専門の解説書である。たいていのviの解説はなんらかの解説書のおまけでついていることが多いのだが、本書ではviとviのクローンであるvimについての基本操作から応用に至るまでを取り扱った本格的な解説書だ。viの動作としくみ、Unix系OSに特有のファイルのアクセス制限から生じる問題の対処などの初心者がつまずきやすい部分の対処、簡単な文書編集の解説、そして、中級のコマンド解説としてviの起動オプションやバッファの活用の解説、exエディタの利用方法、パターンマッチングを利用した編集、さらに、viのカスタマイズをはじめとする高度なviの利用方法について説明している。
vimについてもviからの拡張部分を中心に解説しているので、viをマスターしたらより高機能のvimについても学ぶことができる。実際の編集作業を通してコマンド・テクニックの利用の仕方を解説しているので、初心者でもすぐに理解することができるだろう。また巻末には、viとexのコマンド、環境オプションをはじめとする付録も収録されている。
viは本格的にプログラミングするためのエディタとしてはもの足りないかもしれないが、テキスト編集には十分強力な機能を実装している。本格的に学びたい人にぜひおすすめしたい1冊だ。(斎藤牧人)
すばらしい 2006-09-29
vi を解説した本は何冊もありますが、この本は
チュートリアルのような内容になっているので読
んでいておもしろいです。
当たり前のことですが、実際に vi を操作しなが
ら本を読まなければ意味がありません。
お薦めする本です。
スイスイ進みます。
本の最初のページを読むだけでも vi はプロが使う
エディタだなと実感してしまいます。
しかし、誰でも使うことが出来るようにした解説が
この本です。
それに比べて秀丸エディタなんて・・・Windows ユ
ーザからみたら使いやすい。
(ときたま、ESC キーを押してから dd(または yy)
とキーを叩くときもありますけどね)
最終的な判断としていえることは、習うより慣れよ。
この言葉につきます。
どんなに本から情報を得ても使わなければ忘れてしま
います。
忘れる前に体で覚えてしまいましょう。
文章がすばらしい 2005-12-03
ただのリファレンスのように無味乾燥な内容ではなく、
順を追って、しかも覚えやすく、
読んでいて飽きさせない文章です。
(翻訳も良いのでしょうか)
viの使い方も勿論、とても参考になります。
最高のvi解説書? 2005-09-16
たいていのUNIXマシンにインストールされているエディタ、vi。それまでエディタといえばwindowsのnotepadしか使っていなかった私がこのエディタに出会ったとき、ものすごい取っ付き難さを感じました。
なんだかコマンドモードというのがあるし、そのコマンドもたくさんあるみたいだし…、で大切なファイルを変にしてしまわないように終了するだけでも一苦労…。
でも、この本を買って、勉強してみると、viの持つ奥深さについて知ってびっくりしたのです。そして今では絶対手放せないエディタになってしまいました。
源流であるexや、クローンのvimについても詳しく触れてあります。入門と書かれていますが、viの勉強はこれ一冊で完璧でしょう。レベル的には、UNIXの基礎知識(といってもコンソールを動かされば十分です)さえあれば誰でも読み進めることができると思います。
そして、訳のうまさにもちょっと感動しました。普通コンピューター関係の翻訳書というと、ぎこちない訳書が多いのですが、この本は本当に自然な日本語です。
オライリーの本にしては厚さも薄く、値段も安いです。
viに興味がある方、viを使ってる方にお勧めの一冊です。
初心者・中級者に最適 2002-09-05
vi本は同じ著者のものが他にも出ているが、これはその改訂版。持ち運ぶには前の版のものの方がよいかもしれないけど、置いておくならこの1冊。最初から読んでいけば、まったくviを触ったことのなかった人でも一通りの作業はこなせるようになるし、また設定するための方法などあるため、初心者を脱したばかりの人にもオススメ。また、viのクローンであるvimに関してもページを割いている。最近のディストリビューションではviを起動するとvimが動くようになっているものも多いので、viとvimの差分を知る意味でも便利かも。総じて、viの魅力がよくわかる構成になっている。
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