幸福論
須藤 元気
ネコパブリッシング 刊
発売日 2005-10
作家須藤元気の記念すべきデビュー作 2007-05-17
元格闘家という肩書きに違和感を覚える須藤元気のエッセイ&写真集。
本書は彼が四国八十八ヶ所お遍路巡りをした時の旅行記だが、タイトルが示すとおり「幸福だから楽しいのではなく、楽しいから幸福なのだ」など彼が考える「生き方」や「物事の捉え方」が書かれている。
興味深いのは、格闘家としてのキャリアの頂点にあったはずの当時、「剣術なんて、勝っても愚劣、負けても愚劣・こんなものに100年明け暮れても世も国も善くはならない」という坂本竜馬の言葉の「剣術」を「格闘」に置き換え、格闘家として戦うことの意味を自問自答している。このことが昨年末の衝撃的な引退に繋がったと推測されるが、この本を読めばその決断は間違っていなかったと思わされる。
彼が今後どのような道を進むにしろ、多くの人が注目し、須藤元気という男に心を動かされるだろう。
この本の半分を占める写真はどれも色鮮やかで見ごたえがある。
闘う哲学者 2007-05-03
格闘家として、タレントとして、モデルとして、そして、作家として。幅広いジャンルで
活躍する須藤元気さん。彼の思想の根源にあり、発信し続けているのは、『We Are All One―
全てはひとつ』というメッセージ。
本書は、彼が自らの足で四国88ヶ所巡った際の、四国での風景、仏像、人との触れ合いなど
のフォトも満載で、元気ファンにとっては必見です。本書を読むと、物事に対する考え方のバリ
エーションが確実に拡がります。
残念ながら、2006年大晦日の『Dynamite!』をもって、格闘家を引退した元気さんですが、
今後は、ブラウン管を通して、文字を通して、私たちにメッセージを送り続けてくれることでし
ょう。革新的なスタイルが新境地を切り拓くのだと思います。
「変なヤツ」 2007-04-20
須藤元気を全然知らない。格闘家だそうだが格闘してるところを見たことないし、映画やTVにも出てるらしいが全然知らない。
この本を手に取ったのは、四国88ヶ所お遍路の旅が紹介されているからだった。
お遍路には興味があるけど余り知識がなくて、何を求めて四国を歩くのか知りたかった。
「京の学問より四国の散歩」
最初の章のタイトルだ。
これだけで面白い本だということが伝わって来る。
そして、面白かった。
私にとって須藤元気は最後まで「変なヤツ」だった。
四国はさらに魅力的な島(島なんだよな)になった。
そして、空海は身近な人になった。
須藤元気の言葉だけで、四国と空海を決めてしまっていいのか?
疑問は残るが、もう決まってしまった。
自分とむきあう 2007-03-27
須藤元気という方を正直今までよく知りませんでした…
この本を読んだ後にもっと早く知ってて応援できてればなあ、と思いましたが。
人生で大切なこと、自分と向きあうことなど分かりやすく書かれていて、格闘家であった
この方が言っているということに意味があると思います。
笑いのセンスも好きです!声だして笑いそうになりました。
これからの須藤元気の活動を楽しみにしたいです。
「ありがとう」 2007-03-16
サクサクと読める文章の中に、人生の真理や幸福について
著者が感じていることが、豊富にちりばめられてある。
それもわかりやすい!そして深い!ギャグセンスも抜群!
素敵な言葉・写真が押し寄せるように出てくるが、
熱心な勉強家で、広い教養があることがわかる。
この旅の中で、著者は「ありがとう」を210,090回言ったそうだ。
私もこの本に出会えたことに心から感謝したい。ありがとう。
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