知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る
日垣 隆
大和書房 刊
発売日 2006-09
時間がいくらあっても足りないと嘆いているビジネスマンには良いヒントがあります 2007-05-02
いつも悩んでました。
一回読んだ本の内容は、絶対に忘れずいつでも鮮明に思い返せたらなあ。
一回作った資料の山からいつでも瞬時に必要な資料が取り出せたらなあ。
せっかく頑張って勉強しているのに、過去に取り組んだテーマについて全く思い返せないなあ。
ほんと、知的生産力が低いんです。
これらの問題に解決のヒントを与えてくれるのが本書です。
決して頭が良い人のノウハウということではなくて、この技術を知り自分に取り入れているかどうかが重要だと感じました。
知的生産力100倍? 2007-02-24
知的生産力100倍は大袈裟に見えるけど
あながちそうともいえない感じがします。100%導入は難しくても
出来るところから、自分の参考になるところから徐々に導入すれば
なかなか役に立ちそうです。
書棚からブログ、メモ、手帳ほんと、幅広いですし
興味を引く文章なのでさくさくと読み進められます
知的生産能力を伸ばすストレッチ方法 2007-01-06
世の中には「知的生産性」を向上させるための具体的なノウハウ (時間管理方法、メモの取り方、etc) の解説本がありますが、この本の趣旨は、そういった知的生産活動を行っていく能力を伸ばしていくためには、常日頃からどういった事に注意していけばよいか、という知的ストレッチの原則に重点が置かれていると思います。
著者が言うストレッチの原則とは、「1. インプットは必ずアウトプットを前提にする、2. うまくいった緒先輩の方法を取り入れる、3. おのれを知る」の3つです。各章において書かれていることは、この原則を対象領域に応用したものと見ることができるでしょう。
あともう一つ心に留まったのが、「第4章 創る―ストレッチ仕事術」において、「実力を高めてゆくためには、『フィニッシュの回数を多くする』以外にはない」という件です。
スポーツにおいて、筋肉に強い負荷をかけることによって、筋肉を成長させるということがありますが、知的作業においても、自分のキャパシティ限界の仕事を「フィニッシュする」ことを通してこそ、知的生産能力が向上させることができるのでしょう。これが筆者の言う「知的ストレッチ」だと思います。
僕自身も、筆者の言う知的ストレッチの原則を頭に置きつつ、自分のキャパシティを押し広げるような仕事をしていきたいと思いましたね。
所々に見所はある 2006-11-03
アイディア発想法の類の一つであり、
前半はしっかりと情報のインプットと
アウトプットの重要性を説いている。
しかし後半には若干「知的ストレッチ」という
テーマとはかけ離れた項目も見受けられるのが残念だ。
著者が実際に取り組んでいる事例を紹介しているので、
その中から自分にあったものを見つけるといいかもしれない。
方法論はさておき、著者の思考手順には一読の価値あり。 2006-10-28
知的生産術の提案本としては久々の当りです。日垣氏は作家・ジャーナリストで、TBSラジオの科学対談番組「サイエンス・サイトーク」のホスト役を務めておられます。私は、日垣氏に本書で初めて出会ったので、彼の著作内での本書の位置づけには言及できません。また、「サイエンス・サイトーク」を意識して聞いたことはないので、著者についての印象も特にありません。しかし、そうした予備知識を抜きにしても本書は強烈な印象を与えてくれました。
本書の内容は「21世紀版「知的生産の技術」(P. 2)」です。「おわりに(P. 219)」で述べられているように、知的生産術に関する書籍が多数あります。例えば、梅棹忠夫『知的生産の技術』(岩波新書)や渡部昇一『知的生活の方法(続)』(以下、いずれも講談社)、板坂元『考える技術・書く技術』、立花隆『「知」のソフトウェア』、野口悠紀雄『パソコン「超」仕事方』などです。本書の内容は部分的には上掲書と重複します。これは、知的生産術が人間の頭を創造的・効率的に使用する技術である以上、重複(すなわち普遍的部分)があるのは当然です。本書の特徴は、知的生産術の機材面であるネットワーク環境のついての記述をアップデートした点、便利なサービスや商品が特定可能な形で公表した点、です。特に、後者が秀逸です。「ロング本棚(P. 79)」や同氏『使えるレファ本150選』(ちくま新書; P. 88)、スケジュール手帳「高橋書店の「リシェル3(商品ナンバー213)」」(P. 204)などは是非、見てみようと思います。
無論、知的生産技術にはすでに慣れ親しんだものがある場合もあり、本から得た方法が定着しない場合あります。そのため、本書の方法を真似する必要はありません。しかし、そういった方法面での記述以上に、本書の記述から浮かび上がってくる著者の思考手順には一読の価値があります。お勧めです。
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