リスクベースで進めるIT内部統制の実務
中央経済社 刊
発売日 2007-04
非常に実践的な内容の本 2007-05-07
J-SOX対応の実務について、監査法人の立場から解説した非常に実践的な内容の本であり、評価における照合の方向性や母集団の適格性など、これまでの内部統制解説本では語られていないことが記載されている。「IT内部統制」というタイトルが付いているが、全8章中の5章までは、業務処理統制に関して述べられており、残り3章がIT全般統制についてとなっている。5章まででも十分な内容であり、J-SOXのPMを担当している方にはお勧めである。教科書的なものではないので、実務経験が無いと厳しいかもしれない。「はじめに」の部分に、本書の編集スタンスが述べられているので、確認の意味で読むことをお勧めする。本書中に、リスクベースとコントロールベースでのアプローチの議論があるが、コントロールベースを質問表のような低レベルのメソドロジーを対象にして比較しており、これはこれで誤解を招きそうである
IT統制がよくわかる 2007-04-27
IT全般統制については、監査法人や監査人によって言うことが違うので困っている実務者が多いと思います。そんな中で、日本ではじめて、IT全般統制の意味、内部統制全体の中での位置づけ、そして、評価実務について書かれた本といって間違いないでしょう。新日本監査法人に監査を依頼している上場会社のシステム管理者は読んでおいて損はないと思います。
真の実務本 2007-04-16
J−SOXは、財務報告目的の内部統制を評価するものであり、あらためて、今から構築するものではない。すなわち、上場企業であれば、投資家からお金を預かっている以上は、その使途を明確に示す財務諸表を適切に作成するための内部統制が、当然、存在するはずであり、その中から効率的かつ効果的にリスクを軽減する内部統制を見出し、それが有効に機能していることを宣誓すれば良いだけの話である。本書は、あたり前のことがあたり前の様に実施されていることを効率的かつ効果的に立証するためのInsightを示しており、非常に有用である。本書の切り口はITからであるが、IT以外の側面にも十分応用できると考える。ちなみに、IT全般統制について、慌てている企業が多いようであるが、本書を読めば恐れることは無い。いつもやっているあの手続きを可視化すれば良いだけである。
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